キャリア・志

キャリアとは何か?キャリアアップのためにはまずここから!

突然ですが、3年後や5年後に自分自身が心から実現したい!と思えることはありますか?

この問いに即答できる人はこの記事は読んで頂く必要はないかもしれません。一方、ぼんやり頭にはあったり何となく言葉は出てくるけど、具体的には説明がしくい。という人にとっては、キャリアを考えるいいキッカケになるかもしれません。

 

Contents

「キャリア」とは何か?

キャリアという言葉の語源を知っていますか?キャリアの語源は馬車の轍(車輪)という意味なんです。馬車を道に置くと2つの車輪の跡がつきます。そして馬に引っ張られて車輪の後はまっすぐい行ったり斜めに行ったり、時には後ろに戻ることもあります。そういった馬車の車輪が今までに付けてきた跡、そしてこれから将来どのような跡を道に付けていくか、これら全体の跡をキャリアと言います。

それを具体的に表現すると、「これまでどのような人生を歩んできたのか、またこれからどこへ向かっていくのか、つまり人生の軌跡と展望」これをトータルで考えることを「キャリアを考える」と言います。「キャリアを考える」とは、「自分の人生の生き方を考えること」と理解してもらえるといいと思います。

 

キャリア=生き方を考えるとは?事例

なぜキャリアを考える必要があるのか?それは、良い人生を生きるためには、キャリア=生き方を考えなければいけないからです。そのためにはどうすれば良いのでしょうか?分解して説明していきたいと思います。まず、以下2つを知る必要があります。

■世の中の状況を知る

-1.環境変化を知る:政治・経済・社会・技術(俗にいうPEST分析)

例えば、今の学生のみなさんは就職活動においてTOEICの点数が何点以上必要とか、こういう資格が必要という話を聞きます。しかし、20年前はどうでしょうか?ほとんどの企業がTOEICの点数やその他資格を求めるようなことはしていませんでした。これは、昔の人が頭が悪かったというわけではなく、環境が変化したということです。環境が変化したのでそれに対応すべく今の学生のみなさんは勉強していたりします。このように、今何が起きているのか?何を求めているのか?環境変化を知ることが必要になります。

-2.求められる人材を知る:能力・スキル・マインド

環境を考えると、求められる人材像が変わります。どんな能力やマインドが求められているのか?これも変化するので知る必要があります。

しかし、環境変化を知って、求められる人材を知って、それに追随するだけではいけません。これでは自分自身の意思がありません。だから、次に自分自身を知る必要があります。

■自分自身を知る

-1.自分は何ができるのか?(CAN)

色々やりたいといっても、できることがなければ具現化することは難しくなります。様々な能力開発は自分自身ができることを増やしていくうえで必要です。

-2,自分がやりたいことは何か?(WILL)

できることしからやらないと自分の意思は反映されません。自分自身が時間をかけて本当にやりたいことは何なのか?それを考えた上で、できることを増やしていくことが必要になってきます。

キャリアを描くコツ

3つの輪という話を聞いたことがありますか?(下図参照)

そもそも自分自身は何がやりたいのか?そして自分は何ができるのか?そしてそれが、今の世の中が求めていて自分自身の生活を経済的に支えらえることは何か?この3つの丸の交わっているところを作ることができると、人生はより良いものになっていきます。どこかだけ実現できていても幸せの度合いは低くなってしまいます。この交わっているところを探す旅だと思ってもらえるといいと思います。

 

メーカーでの経験を通じて

後輩や部下からキャリアについて相談を受けることが多くあります。

僕自身は5名程度のチームから10名程度のグループ、そして20名程度の横ぐしプロジェクトまで様々なマネジメントを経験してきました。その中で、半期ごとに実績評価や能力開発のフィードバックを面談で行う機会があり、毎回キャリアについての話を差し込むようにしています。

なぜかというと、普通に生きているとあまりキャリアについて考える機会がないからです。半年に1回でもキャリアについて聞かれると思考することになります。そして悩んでいたらその時相談ができます。僕自身もそのように育ててきてもらいました。

その時に、3つの輪の話を良くします。悩んでいる相談のほとんどがこの3つの輪が交わっていないことにあります。相談内容を聞くと、どこかがズレているなということがほとんどなので、この輪の話をしながらここをこう考えたり、こう行動したりして近づけてはどうか?という話をします。キャリアを考える上で、それぞれが幸せに感じるためにも定期的に考えること、そして3つの輪の重なりを常にウォッチすることをオススメします。

まとめ

学生時代や社会人になっても「キャリア」という科目があるわけではないので、正直学ぶ機会は少ないと思います。僕自身もリーダーやマネージャーになってから様々な本やセミナーで学びながら、自身の悩みはもちろん、メンバーや部下の悩みを聞くということを経験してきました。誰しもが幸せになりたい!という気持ちは同じです。そのためのベースとして「キャリア」ということを捉える良いキッカケにしてもらえたらと思います。

 

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