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仮説立てたら、市場で試す!リーンスタートアップ!

リーンスタートアップという言葉を聞いたことはありますでしょうか?

新規事業の成功確率を高めるために、仮説を立てたらすぐ商品・サービスを市場に出して検証しようという取り組み手法。それがリーンスタートアップです!

ここでは、リーンスタートアップとは何か、どの様な効果があるかを説明していきます。

 

 

Contents

リーンスタートアップとは?

冒頭でも簡単に触れましたが、検証による学びを通してスピーディーに新製品を開発する動きのことを言います。但し、単に商品を出せばいいというわけではなく、しっかりとした仮説を持ち、アイデア構築→製品化→計測測→データ収集・分析→アイデアへと繰り返す中でユーザーの声を聴きながら改良して、よい商品を作り上げていくことが必要です。

ポイントは、なるべく時間をかけずに市場に投下し、仮説が間違えていたら、即座に次の動きに移ることです。ここで重要なのは、担当者の想いが強いことで、次の動きに移りにくくなってしまうことがあります。市場に投入する際には、あらかじめ、検証期限と判断の分岐点となる基準を定めておく必要があります。

 

 

リーンスタートアップのリーンって何?

リーンとは、「贅肉が取れた」という英語から来ています。トヨタ自動車の「リーン産方式」という言葉を聞いたことのある方もいるかもしれません。トヨタ自動車では、クレーンで吊られた車の車体を工程ごとに無駄を省きながら生産しています。この生産方式を採用することで、大量生産と同等以上の品質を保ちながら作業者の作業時間の軽減、そして在庫の負担も減らしています。この方式がスタートアップ事業でも有効とされ、この「リーンスタートアップ」という手法ができました。

リーンスタートアップは、トヨタ自動車の考えが語源としてあると言っても過言ではありません。

 

 

市場で試すリーンスタートアップのメリット

リーンスタートアップのメリットを説明していきます。

メリット① 労力や時間の無駄遣いを防ぐ

開発者が強い思いがある商品を市場に投入したものの、お客さんのニーズを捉えていない。なんてことは多々あります。こういったニーズや実際のインフラでの課題を実際に販売することで早期に発見することができます。

 

メリット② マネジメントの優先順位が明確になる

スピーディーにPDCAを回すため、限りある資金や人的リソースの意識が高まります。

 

 

リーンスタートアップの成功事例

リーンスタートアップの事例としては身近でもいろんなところであります。流行のYoutubeやInstagramもリーンスタートアップでの成功例です。

Youtubeは元々、動画を利用した出会いを持たせたサイトの模索からスタートしましたが、その中の一部である音楽SNSの音楽配信にフォーカスしたところ、注目され広がりました。そして、Instagramも、始めは地図アプリの中に画像を載せるアプリを検討していましたが、地図以上に画像を共有したい、自分の撮った写真を見て欲しいという要望がたかいことから、写真の共有のみがピックアップされたものです。

 

 

リーンスタートアップのコツ

早期にPDCAを回すという点からもわかるように、まずは、自社ならではの差別化要素を意識して始める必要があります。この差別化要素は複雑なものではなく、一言で言い現わせる必要がありあます。一言で言い表せられないことに対しては、ユーザーからの反応も見えにくくなってしまいます。

そして市場投入後、仮説が間違っていたと判断した際には。すぐに方向転換などが必要です。この判断をスピーディーに行うために、期日や売上数量・販売金額などの判断軸を事前に決めておく必要があります

なお、リーンスタートアップは、大きな投資を必要としないものに対しては有効ですが、大きな投資を必要とする、若しくは建設物などの建て替えで試すことができないもの。つまり、製造業などには比較的、応用しにくいと言われています。

一方で、クラウドファンディングや3Dプリンターなども身近になっていることからも、必ずしも製造業に応用しにくいというものではありません。気にしておくべき点としては、スピードやPDCAを意識しすぎることで、過剰に粗悪な商品・サービスを出してしまうことで、会社自体のブランドイメージを傷つけることがありますので、注意が必要です。

 

 

メーカーでの経験を通じて

大手企業ほど、投資が必要とする企業ほど、このリーンスタートアップへの挑戦は難しいかもしれません。事業として面白い内容まで組んだものの、商品化までに時間を要して結局やらない。そんなことも多いかもしれません。しかし大手企業ほど、このようなチャレンジをする必要があると考えられています。その現れが社内ベンチャーの増加です。少人数で責任を持って一定期間の中で結果を残す。そのため、このリーンスタートアップの様な取り組みが取られ始めています。

ものづくりの企業においては、この商品価値はユーザーに響く!と感じた商品について、国内で未発売の商品(海外でのありもの)に価値をカスタマイズして国内で販売する。その商品が1年間で10万個売れたら投資してオリジナル商品を販売しよう!という動きが、このリーンスタートアップにあたるかと思います。この動きをするにしても、やはり重要なのは、判断基準をはじめから設定してチャレンジさせてもらうためにリスクが少ない状態にを説明することです。

 

 

まとめ

リーン生産方式を実施しているトヨタ自動車。この製造方法から見出されたリーンスタートアップですが、確度を高めるために実際に販売して改良するという行動は、実はとても効率が良い方法です。リスクが小さく、チャレンジした際には可能性があるとなれば、やらないという選択肢は企業を成長をさせる気が無いということになります。そんな会社はありませんので、活用できると思います。是非、上手に活用していきましょう。

 

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