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思考整理の代表的なツール!ロジックツリーの紹介

ロジックツリーって聞いたことありますか?

分析手法の一つで、漏れなく、ダブりなく(MECE)を意識して概念を枝分かれさせて分解していく方法を言います。大項目、中項目、小項目と枝分かれしている形が、木に例えられることから、ロジックツリーと呼ばれています。

ここでは、ロジックツリーとは?どのようなものかという点から、具体的な活用法まで説明していきます

 

Contents

思考整理の代表的な「ロジックツリー」とは?

実際にどのような図で表せられるのか。どういった場面で使うのかについて、見ていきましょう。

まず、ロジックツリーとは、以下のような樹形図で表現されます。マインドマップなども、このロジックツリーの一つですね。

問題がどこで、なぜ発生しているのか、どうしたら解決できるのかという根本の課題発見、課題解決やその後のアクションに繋げる為に使われることが多くあります。ロジックツリーは、打ち手を見つけるのはもちろんのこと。全体の把握にも役立つ手法です。

ここでは、よく使われるロジックツリーの使い方について説明します。

 

 

分解方法:層別分解

全体を複数の部分に切り分ける方法です。例えば、「残業時間が多い」という課題に対して社内のメンバーを年代、職種、クレーム数という形で見てきます。すると、どの年代の残業時間が多いのか、その中でも、どの職種の残業時間が多いのか、クレーム数が多いことが起因していないか。などを見ることができます。

 

 

変数分解(掛け算)

売上を上げたいという課題を解決するには、数量か単価を上げる必要があります。そして、その単価を分解すると、定価で出している販売店もあれば、割引をしている販売店もあります。このように細分化することで、どこをどの程度変えれば目標に達成するかなどというような見方ができます。

 

 

「ロジックツリー」ツール活用のコツ

1.完璧を求めるのではなく、活用できる状態を意識しよう

ロジックツリーを作っていくと、上位概念を忠実に下ろしていくよりも、その後の活用の方が重要です。綺麗にまとめることに意識が行き過ぎると時間ばかりかかってしまいます。短時間でざっくりとできればそれでいいものと思って活用しましょう。

 

2.いろんな切り口から見てみよう

商品が売れない理由を購入者の年齢、性別、住んでいる地域などで見ても傾向がつかめないなんてことはよくあります。こういった場合、切り口を変えてみることをお勧めします。売れている商品の種類や売れている時間、国別でみるなど、それまでに見ていた視点と少し変えてみると傾向が見えてくることがあります。

 

メーカーでの経験を通じて

例で出てきたように、マーケティング分析で活用することも多くありますが、商品開発や品質確認時の原因追及に活用したりと、その使い方に幅広さがあるのがロジックツリーの良さです。入社したての頃は、どうしても目の前のことに集中してしまいがちですので、少し周りや視点を変える意味でも、今やっていることをロジックツリーに当てはめて、俯瞰してみるのも有効です。

入社1年目で差がつくのは、実はこういった細かいところで、「お!この子は早めに伸びそうだな。」と周囲から思われる人は、今やっていることが全体の中でどういった立ち位置で、どの位のインパクトがあるのか。ということを理解して動いています。

もし、今やっている仕事の全体像がりかいできていなければ、是非、上司や先輩社員に全体の課題と今やっていることがどんな意味で行っているのかについて聞き出し、ロジックツリーに書き出してみるのも有効です。

意外と効果ないことをやっている。なんてこともあり、そんな時は「この仕事、効果ありますか?」と聞いてみるのもいいでしょう。上司も、そこで改めて今の仕事を俯瞰できたなんてこともあったり。そういってくれる部下を上司は待っているはずです。

 

まとめ

ロジックツリーは、様々な場面で活用できる便利なフレームワークの一つです。こういったフレームワークを普段から意識することで、頭の中で整理するクセがつき、ふとした時に書き出せるようになります。今やっている仕事が、なぜ必要なのか?そんな疑問が解決でき、やりがいを感じると仕事の質もスピードも高まりますので。是非とも活用してもらいたい思考法です。

 

 

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