思考

確証バイアスとは?例でイメージしながら対策を説明します

皆さん、「確証バイアス」という言葉を聞いたことがありますか?

あの人は一度決めたことに対して、他の人が意見を言っても全然聞かないし頑固だ。もっと柔軟に意見を取り入れたらいいのに、と思うようなことはありませんか?その人は確証バイアスに陥っているかもしれません。

 

「確証バイアス」とは何か?

確証バイアスとは、

「自分の思い込みや願望を強化する情報ばかりに目が行ってしまい、そうでない情報は軽視してしまうような傾向のことを言います。」

人は、中々中立的な立場から物事を見ることができなかったり、自分にとって居心地の良い考え方にとどまっていたいと思うものです。確証バイアスを知って、どんなときに思い込みがちか、またどうすれば確証バイアスに陥らないかを知ることが重要です。

 

確証バイアスの事例

どんなときに確証バイアスがあらわれるか!?

ステレオタイピング

多くの人にとって最もありがちで注意が必要。例えば、「僕は体育会系です」と言われると、厳しい状況でも耐えらえる根性があると思い込んでしまう。一度そう思ってしまうと、それを強める行動ばかりに目がいって、その逆の行動は目に入らなくなってしまう。

②成功に対する思い込み

例えば、ある事業に投資すべきだと思い込んでしまうと上司や周囲から賛同を得るために都合の良い情報ばかりを集めてしまう。情報化社会において都合の悪い情報もきちんとあるはずなので、きちんとした情報を集める必要があります。意思決定を提案する側も精査する側も、注意が必要になります。

③購入前後の自己正当化

何かモノを購入しようとするとき、購入前にレビューをチェックしたとします。そのとき、大抵良い評価をつけている書き込みばかりを見てしまい、悪い評価のものは読まなかったり軽視したりしがちになります。また、購入後は自分の行動は正しかったと考えたがるため、改めて好意的な広告やレビューに目を向けて、自分の判断は間違っていなかったと確認したがります。

 

確証バイアスに陥らないためのコツ

確証バイアスに陥らずに、より客観的に判断するためのチェックポイント。

①情報の出所が偏っていないかを確認する

多角的な意見が反映さえたバランスの追い情報を参照しているか!?

②視点や視野が限定的でないかを確認する

自分の主張とは違う意見も含めて考え判断しているか!?

自分にとって都合の良いものだけを取り出さず、客観的で冷静に情報を入手し精査することが重要です。

実際、確証バイアスは人間の深層心理に根差しているためバイアスから脱することは非常に難しいです。ですので、以下のことに留意することが必要です。

バイアスにとらわれる可能性があるということを自覚する
耳の痛い話でも言ってくれる同僚や先輩、上司などをバランスよく持つことが必要

まずは、確証バイアスの存在を自覚して客観的な分析や判断ができるように心がけることが必要です。

 

メーカーでの経験を通じて

メーカーでの戦略構築やマーケティングという役割の中で、不確実性が高く答えがないことに対して仮説を立てて検証を進め実行をしていくことがほとんどです。その中で、多くの「確証バイアス」に出会います。人のプレゼンテーションを聞いては、「あの人の意見は偏っているな」「一度言ってしまって引くに引けない状況になっているな」などよくあるシーンです。

自分自身でも、プレゼンテーション資料を作成して、上司に確認してもらったときに「このユーザー評価結果分析で良い結果を得られている項目は分かったけど、悪かったところはなかったのか?この順番で顧客は評価をしているのか?」と聞かれ、都合の良い情報だけを抜き出していたというようなことも実際にあって、確証バイアスに陥っていました。

自分が企画したアイデアを何とか通したいという思いから、わざとではなくてもそのようなことをしてしまいがちです。メーカーでの経験を通じて、特に先ほどの顧客の声をどのように分析するか、競合含めた市場の動向はどうなのかを分析するときなどは自然と確証バイアスに陥りがちです。一度作った資料などは俯瞰して見直すことや、違う人に見てもらって客観的かどうかを判断することは非常に重要だなと感じています。

 

まとめ

「確証バイアス」という言葉なんてどうでもいいです。

大事なことは「客観視」できているかということです。あらゆる角度からものごとを見ることができる視座であったり、広い視野を持ち合わせることがマーケーターやクリエイターには非常に重要です。

時に鳥の目を持ち、時に虫の目を持ち、時に魚の目をもって物事の状況を判断できるようになることはとても大切ですし、できるマーケター・クリエイターをみると思考の仕方がスマートで確証バイアスに陥ることがほとんど無いなという印象が強いです。これも、僕がこの人はできるマーケター・クリエイターと思い込んでいるからの確証バイアスだったら、どうしよう・・・笑。

 

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