組織・リーダーシップ

フォロワーシップとは?要素や理論を理解して診断することが大切です

皆さん、「フォロワーシップ」という言葉を聞いたことがありますか?

フォロワーという言葉は、SNSなどで良く聞くと思います。また、リーダーシップという言葉も良く聞きますよね。それではフォロワーシップとはどのような考え方なのでしょうか?チームリーダーやマネジメントを任されたときには意識したい考え方だと思います。

 

「フォロワーシップ」とは?要素と理論をまず理解

組織には、リーダーとフォロワーという異なる役割が存在しています。フォロワーシップとは、リーダーについていく人、つまりフォロワーが持つスキルやマインド、行動のことを言います。フォロワーシップの考え方は、リーダーがフォロワーそれぞれの特性に合わせて効果的な育成や指導をすることに繋がり、結果としてチームの適切な運営に繋がります。

一方、フォロワーは組織にとって良きフォロワーになることがいつか自分自身がリーダーの立場になったときに有益と言われています。今リーダーの人も組織ではかつてはフォロワーだったということです。また、今現在の企業を取り巻く環境においては、リーダーがフォロワーを常に指揮管理するという組織ももちろんありますが、階層が少なくフラットな組織で自律的に動くということが強みになる場合もあります。誰もがリーダーにもフォロワーにもなりうる今の時代だからこそ、良きリーダーのみならず良きフォロワーを育てることが組織の課題となっています。

フォロワーシップの分析のひとつに5つの分類があります。下記画像も見ながら読んでください。横軸に組織や仕事に対する積極的関与の度合い(右へいけば積極的関与、左へいけば消極的関与)をとり、縦軸はリーダーの言動を無批判に受け入れずに自律した思考ができるかその度合い(上へいけば独自の批判的思考、下へいけば依存的・無批判な考え方)を取り、フォロワーを5つに分類しました。

順に説明していきます。

①孤立型フォロワー:リーダーを批判する一方で努力はしない。不機嫌な服従タイプです。
②消極的フォロワー:考えることをリーダーに頼り、熱意がなく指示なしでは動けないタイプです。
③順応型フォロワー:リーダー、権威の判断に従う。上に誰かがいると心地がよいタイプです。
④実務型フォロワー:要求通りの仕事をこなすが、それ以上の冒険はしないタイプです。
⑤模範的フォロワー:組織の利益のために独自に考え、建設的な批判をし、行動するタイプです。

それぞれのタイプは、育成や評価方法次第で全て「模範的フォロワー」に変わりうるという考えです。

フォロワーシップの事例(診断)

実際にチームメンバーを思い浮かべてみて、5つの分類に当てはめて診断してみてください。

例えば、〇〇さんは、チームに対して色々と批判や意見は持っていますが実務に身が入っていないように感じるので孤立型フォロワーなのかもしれません。また、△△さんは、指示した内容は的確にこなすけどそれ以上のことは消極的で実務型フォロワーだと思います。というように考えます。その後、彼らに対してどのようなコミュニケーションを取れば良いかを考えます。

孤立型フォロワーの〇〇さんとは、まず現状の考えや批判と思われることを良く聞いてみます。その上でチーム運営に活かせることが本当にないかを考えてみます。一方的な批判だと思っていましたが、良く聞くとそうではなかったということもあります。

実務型フォロワーの△△さんとは、お互い現状をどう思っているかを明らかにし、その上で自分で考えなければ進められないような少し難しい仕事を依頼します。そうすることで、徐々に自分で考える大切さに気づいてもらうようなコミュニケーションを取ります。

このようにすることで、「模範的フォロワー」に近づいていくことができるかもしれません。

フォロワーシップのコツ

良きフォロワーになるために、日頃から何を意識すればいいのでしょうか?そこで参考となるのが3つのスキルと価値観です。

1.仕事において付加価値を生み出すこと

良きフォロワーは、目標を絞ってその達成に必要なことを見出していきます。そして達成までの全工程を把握し、組織内でイニシアティブをとって挑戦してこなしていきます。

2.組織において人間関係を育むこと

組織において、チームや部署外の人間関係、リーダーとの人間関係があります。優れたフォロワーはチームメンバーとよく話し合い、自分を支援する人をネットワークに加えます。また、リーダーを理解しようとつとめ、賛成しかねるときはリーダーにも異を唱えます。

3.人間関係を円滑にする「勇気ある良心」を持つこと

リーダーでも判断を誤ることがあります。そのとき、NOと言える勇気ある良心を持つことが良きフォロワーと言えます。

フォロワーシップの考え方は人を分類して決めつけるのが目的ではありません。自分やメンバーの現状を把握して良い方向に変化させていくツールとして活用しましょう。

 

メーカーでの経験を通じて

メーカーの特にマーケターやクリエイター職の人は、自分の背中を見せて盗めと言わんばかりの職人気質な部分を持つ人が多いです。しかし、先ほどもご説明したように人にはそれぞれのタイプがあり、育成の仕方や指示の仕方は変えて対応する必要があります。誰にでも同じ対応をしていては、メンバーの成長もありません。

リーダーとして、メンバーみなが模範的フォロワーになることがメンバーの成長につながり、結果として成果にもつながることを意識する必要があります。リーダーやマネジメント職についている人でも、この意識の大小を感じてしまうのが現状です。リーダーは自分で事をなすのではなく、メンバーを介して事をなすことが役割です。そのために、最重要なのはメンバーの成長です。メンバーの成長を意識するうえで、このフォロワーシップという考えはとても大切です。

 

まとめ

チームリーダーやグループリーダーをしている人はリーダーであると同時にフォロワーであることを意識する必要があります。自分の上司からすると、自分自身はフォロワーでもあります。

自分自身は「模範的フォロワー」になれているのだろうか?組織の利益のために独自に考え、建設的な批判をし、行動できているのだろうか?時に自分自身へ自問自答しましょう。

良きフォロワーであることが、優れたリーダーシップにもつながるということを意識することがとても重要です。

 

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